「加トちゃん、ぺッ」「ちょっとだけよ」などのギャグでおなじみの加藤茶。昭和48年には50.5%という驚異的な高視聴率をはじき出したザ・ドリフターズの「全員集合」(TBS)シリーズから生まれたセリフだが今だに色あせていない。毎週木曜日のネタ出しから土曜日の生放送まで深夜に及ぶケイコをしながら計算したオチが受けず、とっさに口をついて出た言葉が評判になったケースがほとんどだ。
「考えていてはダメ。無意味でもテンポで笑えるのが本物」と語っていた加藤だが時事ネタをあえて避けたこともギャグが長持ちする秘密のようだ。
当時加藤と志村けんは小学生のアイドルだったが、以外にも警視庁の機動隊員の間でも大人気だった。日比谷公園近くのスタジオで収録を終えた2人が、全学連のデモ鎮圧で殺気立つ隊員たちの装甲バスに気軽に乗り込むと、車内に拍手と爆笑が巻き起こった光景が目に浮かぶ。特に福島出身の加藤は地方出身の若い隊員たちに共感を呼んだようで白バイの警官にもファンが多かった。
  ある時、「全員集合」の都内近郊での生本番に遅刻しそうな加藤を合乗させて、ついついスピード違反をして停車させられた際にも、加藤の顔を見てとたんに見逃してくれたこともあったほどで、これも人徳だろう。
昭和49年頃から、クレー射撃に凝りだし、月に3回は射撃場通い。チャリティー射撃大会に優勝するほど腕をあげた。3丁の銃を所有し、暇さえあれば銃身を磨いたり愛着もひとしおと言う感じだったが、「法律が厳しくなり部屋に飾れなくなっちゃたよ」とこぼしてもいた。銃規制のせいでもなかろうが女の子も大好き。好みは「足首のキュッとしまった」タイプで、「身体はもちろん、気性もお金にも全てにしまりがいいってこと。いくら美人でも、足首を見て嫌いになることが多いんだよ。」と徹底していた。
昭和62年11月にテレビ局のパーティーで知り合った鈴子夫人と結婚。さぞや足首美人と思いきや「いや、初めて会った時は和服を着ていたんで足は見えなかった」。どこまでも笑わせてくれる人である。



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