昭和56年「まちぶせ」の大ヒットで「紅白歌合戦」にも出場した石川ひとみだが、その後はパッとせず、1曲だけのヒット歌手に甘んじている。それだけに印象度も強いようで、NHKの音楽番組で行った「想い出の100曲」アンケートで、山口百恵、松田聖子らと肩を並べて、堂々の第8位にこの曲が選ばれている。愛知県海部(あま)郡出身。昭和53年の「君こそスターだ」に優勝。渡辺プロからデビューし、「クルミ割り人形」などで人気も上昇したが、突然に太りだしてスタッフを慌てさせた。原因は不規則な食生活。当時の担当マネージャーが無類の酒好きで、「お腹が空いた」の一言がどうしても言い出せず、夜中に起き出してドッと食べる毎日が続いたためだと言う。寝る前にドカ食いがてきめんにたたったものだが、毎朝、中年の制作部長がマラソンに伴走して、減量大作戦を敢行。会社もアイドルの体型維持には必死だったわけだ。昭和62年、転機を期したミュージカル初主演のケイコ直前に、母子感染によるB型肝炎を発病し、慈恵医大に入院。約6年間の闘病生活を強いられる不運に見舞われた。   その間、終始支えてくれた山田直毅氏との結婚により、今は幸せを手にしている。デビュー以来、バック演奏のギターリストでステージの音楽担当をしていた彼に一目惚れし、担当替えの話を聞かされた時には「歌手をやめる」と号泣したほど。実に13年来の夢を実らせたもので、「アイドル時代はファンの手前もあって、インタビューの度に彼はいませんと言うのが辛かった」と述懐もする。
映画「男はつらいよ」の大ファンで親友の斉藤ゆう子と柴又にも足を運び、特集本も買い揃えていた熱狂派。たまたま渋谷で取材を受けている時、偶然、元気な頃の渥美清と初対面。サインをねだった彼女に逆に、「あなたの写真にサインをして私にも下さい」といわれ、あて名の”渥美”という漢字をど忘れして大あわてしたそう。その飾らない応対に大感激したというが、今では再会は叶わぬ夢になってしまったと残念がる。最近は結婚生活を送るかたわらエイズキャンペーンなど講演活動が多いが、3月は、堀ちえみ、岩崎良美とのジョイントライブも決まっている。



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